ハイアルチ半田スタジオ
-低酸素トレーニングの効果を確かめるためのInBody-
✓InBodyを活用する目的
● 身体の中身の変化を数値で確認でき、見た目には表れないところで効果を感じてもらうため
● InBodyを活用したイベント(InBody570 Challenge)を行い、会員の継続率を向上させるため
● ジュニア塾でトレーニングによる子供達の身体の変化を感じてもらうため
✓InBody570導入の決め手
● ハイアルチの他店舗で導入されていたInBodyの評判が良かった
● 存在感や高級感のある見た目もハイアルチのスタジオのイメージに合っていた
✓得られた効果
● 会員の継続率向上に貢献している
● InBodyを活用したイベントを行ったことにより、会員同士のコミュニケーションの活性化に繋り、よりトレーニングに励んでいただけるようになった
機種モデル:InBody570
ハイアルチとは、高地を意味する「High Altitude」を由来として、「High Alti(ハイアルチ)」 と名付けられました。その由来の通り、標高2,500mの高地環境を再現し、運動効率を高める低酸素環境下でのトレーニングをサポートする、日本初の高地トレーニング専門スタジオとして注目を集めています。ウォーキングやランニング、マシントレーニング以外にもグループエクササイズやパーソナルトレーニングなど、利用者のニーズに合わせて多様なプログラムが用意されています。2024年2月現在、東京都を中心として全国に22店舗を展開し、世界で活躍するプロアスリートもハイアルチでコンディション管理を行っています。
High Altitude Management 株式会社で店舗の経営サポートや新規開業店舗の準備などを担当している高木 重人さんも、元々はハイアルチに魅せられたユーザーの一人です。
▲ 高木 重人さん
高木さん:
「私は元々ランニングが趣味で、市民ランナーとして大会に出場したりしています。ランナー仲間と情報交換をする中でハイアルチの存在を知り、利用するようになりました。低酸素トレーニングの斬新さやスポーツ分野以外にも発展できる可能性に魅力を感じ、現在は社員という立場から質の良いサービスを広められるよう取り組んでいます。そのためにも、今ある店舗を円滑に経営し、より効率的な効果を得るための環境づくりやトレーニングプログラムを試行錯誤しています。」
▲ 左から 杉浦 大貴さん、森川 栄二さん
2022年6月に愛知県半田市にオープンしたハイアルチ半田スタジオのオーナーである森川 栄二さんは、大阪府で電機メーカーの営業として活躍されていました。結婚をきっかけに愛知県へ移住し、現在は創業76年となる安全タクシー株式会社の代表取締役として、地域全体への貢献や従業員の心身の健康を第一に、日々挑戦し続けています。
森川さん:
「元々働いていた大阪府で妻と知り合い、妻の地元である愛知県に移住しました。妻の家業が安全タクシー株式会社であったことがきっかけとなり、現在は私が代表取締役として長年の歴史を受け継いでいます。そんな中で、新規事業としてフランチャイズで何か始めたいと考えるようになり、ハイアルチに辿り着きました。学生時代に陸上競技をしていたこともあり、自分が興味を持てるフィットネス分野であることももちろんですが、中でもハイアルチは世界で活躍するプロアスリートが認めているという点で信頼も厚く、スタジオの開設を決めました。現在、安全タクシー株式会社のドライバーの数名が半田スタジオに通ってトレーニングを行っています。高齢ドライバーが多いですし、常に同じ姿勢で運転しているので不健康になりやすい環境ですが、低酸素トレーニングが健康の維持増進に繋がって欲しいと考えています。」
ハイアルチ半田スタジオでは、性別問わず、小学生から60代までの会員がトレーニングに励んでいます。幅広い年代の会員をサポートし、スタジオを管理しているのが、店長である杉浦 大貴さんです。
杉浦さん:
「高校卒業後、1年間で120kgまで体重が増えてしまった時期があり、筋トレと食事制限に取り組んだ結果、75kg程まで減量することができました。その出来事をきっかけに健康管理の大切さや運動の楽しさを学び、フィットネスで働きたいと思うようになりました。中でもハイアルチは、短時間でも運動の効果を得られるという点で気軽にダイエットを始めることを目的として通い始める方が多いため、自身の経験を活かせるのではないかと思い就職し、現在は半田スタジオの店長を務めています。」
低酸素トレーニングとは? ハイアルチでできること
マラソンや競泳など、パフォーマンスにおいて心肺機能が大きな鍵となる種目のアスリートたちが、標高2,000~3,000m程の高地へ赴いてトレーニングを行っている姿はメディアを通してよく目にします。酸素濃度の薄い高地では体に負荷がかかり、少ない酸素を最大限取り込もうとするため、最大酸素摂取量が増加し、心肺機能の向上へ繋がります。
また、低酸素環境では、私たちの細胞内に存在し、生命の維持に欠かせないミトコンドリアの働きも活発になります。ミトコンドリアは普段、酸素を消費しながらエネルギーを作り出し、脂肪の燃焼や糖代謝を手助けしています。低酸素環境はミトコンドリアにとって適度な刺激となり、結果としてミトコンドリアの質が高まり、働きがより活発になります。ミトコンドリアの質が高まると、脂肪燃焼はもちろん、アンチエイジングなどの美容面や、血糖コントロールなど、様々な効果が期待できます。
▲ 低酸素環境や自身の心拍数をリアルタイムで確認できるモニター
高木さん:
「低酸素トレーニングは、従来アスリートのためのトレーニング法というイメージが強くありましたが、アスリート以外にも需要はあるのではないか、という話からハイアルチは始まりました。低酸素環境でのトレーニングというと、頭痛やめまいなど、いわゆる高山病の心配があるかと思います。しかしハイアルチでは、高地環境を再現はしているものの、気圧は変えずに酸素濃度だけをコントロールしていますので、高山病のリスクは極めて少なく、低酸素環境のメリットだけを得られるトレーニング環境を提供しています。」
ハイアルチでは、基本的に低酸素環境でのウォーキング・ランニングを行えますが、店舗によってはマシンを使った筋肉トレーニングなども用意されています。また、成長期に心肺機能を高めて基礎体力を高めることを狙いとしたジュニア向けプログラムや、高強度のインターバルトレーニングで持久力・心肺機能・瞬発力・俊敏性を養うアスリート向けのプログラムも展開しています。中でも、半田スタジオでは小学3年生~6年生までを対象にした 「ジュニア塾」 と呼ばれるジュニア向けプログラムが人気です。
杉浦さん:
「ハイアルチでのトレーニングは、基本的に1回30分で行います。トレーニング中は、低酸素という環境による負荷が常にかかるため、短時間でもしっかり効果が得られます。半田スタジオでは40代の利用者様が最も多いですが、仕事や家事の合間に通えるという点が大きなメリットになっています。ジュニア塾はラダーを使った俊敏性のトレーニングやジャンプ系のトレーニングを20分、体幹トレーニングを20分、アスリートと同様のインターバルトレーニングを20分、合計1時間のプログラムで構成されています。」
効果を数値で確認するツールとして重宝されるInBody
ハイアルチ半田スタジオが設立されてすぐに、トレーニングの効果を確認するツールとしてInBody570が導入されました。高木さんがハイアルチ他店舗でのInBodyの高い評判を聞き、半田スタジオにも導入を提案したことがきっかけです。
▲ スタジオ内に設置されたInBody570
高木さん:
「半田スタジオより前からオープンしていた他店舗ではInBodyを導入していますが、トレーニングの効果を数値で確認できるという点で非常に好評だと伺いました。存在感や高級感のある見た目もハイアルチのスタジオのイメージに合うと思ったので、半田スタジオがオープンするとなったタイミングで私からInBody570の導入を提案しました。」
杉浦さん:
「身体の変化は、大幅に変わらない限りは目に見えないですよね。例えば、見た目や体重はあまり変わっていないように見えても、実際には筋肉量が増えていて体脂肪量が減っていたりします。これは非常に良い変化と言えますが、見た目だけで評価してしまうとなかなか変化が見えずモチベーションが下がり、トレーニングを中断してしまう方もいます。InBodyは身体の中身の変化を数値で確認できるため、見た目には表れないところで着実に効果が出ていることが見えて、モチベーション維持にも繋がります。ジュニア塾の子供達もInBodyには興味を持っていて、中には自分から測定をしてくれる子供や、測定結果に興味を持ってくださる保護者の方もいます。会員様に継続して通ってもらうためのツールとしてもInBodyは役立っています。」
会員を繋ぎ、輪を広げるInBody570 Challenge
オープンから約2ヶ月後に、InBodyを活用したイベントとして、3ヶ月間の体成分の変化を競うInBody570 Challengeを開催しました。体重部門・体脂肪部門・筋肉量部門・高得点部門・点数の伸び率部門の合計5部門で、80名程の参加者が競い、会員の継続利用にも大きく貢献するイベントとなりました。
杉浦さん:
「オープンしたばかりで会員の皆様のモチベーションが非常に高い時期でしたが、ここからどう継続して通っていただくか、という課題がありました。そんな中、インボディ社のInBody Challengeを知り、店舗でも始めてみようと考え、企画しました。景品のトレーニングチケットも好評で、予想以上に積極的に参加していただけました。」
実際に、入賞者では大幅な改善が見られました。
1. 40代女性 Aさん
Aさんは、ダイエットを目的として週に2~3回程半田スタジオに通い、筋トレ30分、軽いジョギング30分の1時間プログラムに取り組んでいます。
▲ Aさんの3ヶ月間月間の変化
体重は-0.8kgと大きな変化はないように見えますが、InBodyの測定結果を見てみると、筋肉量は+2.6kg、体脂肪量は-3.4kgとより引き締まった身体へと変化していることが確認できます。また、筋肉量の変化と必ず併せて確認したい項目の 「細胞外水分比(ECW/TBW)」 も-0.006と減少しています。ECW/TBWとは、体水分量(TBW)のうち、細胞外水分量(ECW)が占める割合を数値で表したものです。この値が上昇するということは、主に筋肉の質が低下したことを意味しますが、反対に数値の減少は筋肉の質の向上を意味しています。Aさんの場合は、筋肉量が増え、その質も高まったという評価ができます。
※細胞外水分比の評価方法については、「体水分均衡の特徴と重要性」をご覧ください。
InBody点数も+7点(72点→79点)で、InBody570 Challengeでも体脂肪減少部門と点数増加部門、筋肉量増加部門の3部門で1位を獲得しています。
2. 60代女性 Bさん
Bさんもダイエットを目的に通い始めた方の一人です。週に3~4回程の頻度で半田スタジオに通い、ストレッチやウォーキングを30分間行うプログラムを継続して取り組みました。
▲ Bさんの3ヶ月間の変化
体重は2.5kgの減量に成功しており、体脂肪量を-3.4kgと大きく減少させている一方、筋肉量は減少させずに+0.8kg増量させることに成功しています。Aさん同様、細胞外水分比も-0.005、筋肉の質が向上したことが分かります。その結果、InBody点数も+4点(69点→73点)と増加し、体脂肪量減少部門、点数増加部門でそれぞれ2位入賞を果たしています。低酸素環境下ではその場にいるだけでも常に負荷がかかるため、強度が高くない運動であっても、継続することで大幅な体成分の改善に繋がりやすいです。特にBさんの事例がそれを明確に表しています。
杉浦さん:
「このイベントを通して何より大きな気づきだったのは、会員様同士のコミュニケーションが生まれたことです。今までは会員様同士でコミュニケーションを取るような場面はほとんどなく、皆様がそれぞれトレーニングに取り組む、という印象でした。しかし、InBody570 Challengeを通して、コミュニケーションを取る機会が増えたことにより、会員様がより積極的にトレーニングに励んでいるように感じます。」
森川さん:
「InBody点数は分かりやすい指標の一つとして、他の人とも結果を見せ合う時に一番気にする項目ですね。経営者同士の集まりがあるのですが、そこで 『InBody点数どのくらい?』 という話が出たりします。Challengeでも会員同士がコミュニケーションを取るきっかけとなっていましたし、そういったコミュニケーションツールとしてもInBodyは役立つと感じています。イベント等を定期的に開催しながら、更にコミュニケーションの輪を広げていきたいです。」
今後の展望
低酸素トレーニングの有用性は徐々に世の中にも広まり、その効果の高さが話題になっていますが、ハイアルチにもサッカーを中心とした日本や世界で活躍するプロアスリートが多く通っており、その確かな効果を実感しています。今後、低酸素トレーニングが安心して行えるジムとしてハイアルチの知名度を高めていくと共に、低酸素環境の可能性の幅をさらに広げるような取り組みも見据えています。
杉浦さん:
「ハイアルチの認知度を上げるにはSNSでの広報が重要だと考えているので、スタジオの雰囲気やプログラムの内容が分かりやすいような投稿を心掛けています。実際にSNSをきっかけに通ってくださる会員様も多く、半田市でも最近ようやくハイアルチの知名度が上がってきたように感じています。今後も定期的にイベントを企画しながら、今ご利用いただいている会員様が継続してトレーニングに励めるような環境づくりに努めると共に、新たにハイアルチを知っていただき、興味を持っていただけるような取り組みをしていきたいです。いずれは、愛知さらには日本の低酸素トレーニングといえば半田市、と言っていただけるように、SNSなどでの周知に力を入れていく予定です。」
森川さん:
「ハイアルチ半田スタジオの経営は、地域への恩返しに繋がると思っています。特に半田スタジオではジュニア塾が人気ですが、子供たちの成長を支援できることは非常に有意義なことです。安全タクシーが永続的に発展していくためには、地域の皆様に利用していただくことが必要不可欠ですが、利用してくださる皆様に対してハイアルチの経営という形で恩返しをしながら、地域全体の健康増進に貢献していきたいと思っています。」
高木さん:
「低酸素トレーニング、低酸素環境の効果はフィットネス以外にも広がるのではないかと考えています。一般の方のトレーニングプログラムやアスリートへの支援を進めながらも、将来的にはリハビリなどの医療機関にも活用の場を広げていきたいと考えています。」