InBody Challengeで従業員の健康増進に取り組む

インボディ・ジャパンでは2022年7月~10月の3ヶ月に渡り、会社全体の健康意識の向上を目的として「InBody Challenge」を開催しました。InBody Challengeとは、「脂肪を減らして、筋肉を増やす」をテーマに参加者が指定された期間内で生活習慣の改善に取り組み、その成果として体成分の変化から健康状態を評価する健康増進プログラムです。個人の健康志向が高まる中で、体成分改善のための指標を提供するInBodyシリーズをより活用できる方法を模索し、初めて企画・開催された当プログラムには、弊社社員67名が参加しました。
▲ 初回測定の様子


InBody Challengeの流れ

▲ 初回測定から最終測定までの流れ

まず、InBody Challenge開始1ヶ月前に社内メールで社員全員へ告知し、参加者を募集しました。参加者は初回測定を7月1日~31日の中で行い、10月の最終測定に向けて各自で体成分改善に取り組みます。最終測定開始前にも社内メールで測定を促し、10月1日~14日の中で最終測定を行ってもらいました。参加者のモチベーションを維持させるため、各部門の上位入賞者3名まで賞品を用意し、表彰を行いました。

測定機種には、非医療機器の中でも最上位機種であるInBody570を使用しました。InBody570では、全機種共通項目である筋肉量・体脂肪量など全身の体成分項目に加え、細胞外水分比(ECW/TBW)から筋肉の質等も評価できます。部位別情報も非医療機器の中では最も情報量が多くなり、より多くの項目から測定者の体成分の状態を把握できるためInBody570を選定しました。


測定結果の管理方法

営業所は東京本社・仙台・名古屋・大阪・広島・松山・福岡の計7拠点あり、各営業所に在籍している社員の測定結果を一元管理するために自社のクラウドサービス「LookinBody Web」を使用し、クラウド上で測定結果を管理・確認しました。「LookinBody Web」は予めネットワークに接続したInBodyで測定する際、携帯番号を入力することで測定結果をクラウド上で管理できるサービスです。測定結果は普段使用しているスマートフォンのInBodyアプリから確認できます。そのため普段から自由に測定できるような環境であれば、印刷コストをかけずにいつでも測定結果を確認することができます。InBody Challenge主催者はこのサービスを通じて、筋肉量や体脂肪量の変化をクラウド上で随時確認することができます。今回はこのサービスを活用し、各参加者の測定結果は社用スマートフォンにインストールしたInBodyアプリで確認してもらい、全体のデータは主催者がクラウド上で一元管理を行いました。

▲ クラウドサービスで測定結果を保存して確認


評価方法

筋肉増加量と体脂肪減少量の2部門を設定し、初回測定と最終測定の間の変化量(kg)で評価を行いました。各社員の変化量はLookinBody Webダッシュボード内の、最大筋肉変化量(kg)と最大体脂肪変化量(kg)の項目から確認できます。
▲ LookinBody Webダッシュボード内のランキング情報

ランキング情報では、InBody点数 / InBody測定回数 / 最大筋肉量 / 最大筋肉変化量 / 最大体脂肪量 / 最大体脂肪変化量 / 最大体脂肪率 / 最大体脂肪率変化量の各項目を自動で集計し、ランキング形式で上位5名を表示します。イベント開催期間を指定することで期間外に測定したデータを除くことができるため、イベントのランキング作成や集計に手間はかかりません。ちなみに各項目5位以下のランキングは、レポート内のランキングレポートの詳細より、「トップ300ランキング」から参加者全員の順位も確認できます。また、測定者一覧から区分情報に所属の営業所を登録すれば、営業所ごとのランキング付けも可能です。
▲ LookinBody Webレポート内のランキングレポートの詳細から筋肉変化量及び体脂肪変化量の全体ランキングを確認


最終結果と上位入賞者がチャレンジで取り組んだ内容

▲ 上位入賞者の体成分変化

集計の結果、この3ヶ月間で筋肉増加量部門では1位が+3.6kgの増量、体脂肪減少量部門では1位が-5.6kgの減量に成功しました。次に、それぞれ各部門1位の社員が期間中に取り組んだことを一部ご紹介します。

➤筋肉増加量部門第1位の社員の場合
【取り組んだこと】
・日頃から2週間に1度InBody測定をして、体脂肪率が15%を超えないように意識して過ごしていた。万が一15%を超えた場合は食事管理で調整した。
・運動面では、週3回筋力トレーニングを行った。筋肉量の増量を意識して、有酸素運動は行っていない。食事面ではアプリの1日の推奨エネルギー摂取量を参考に、低脂質高タンパクの食事を心掛けた。週に一度は好きなものを食べ、精神的な負担を減らした。
・なるべく体脂肪だけを削れるように、InBodyの結果を気にしながら日々の食事内容を調整した。

【モチベーション維持の理由】
・景品が用意されていたことが大きい。
・InBodyは体成分を数値で追えるため、前回の結果を超える様に自然と努力するようになり、取り組みを継続できた。特に、体重が変わらず筋肉量が増え、体脂肪量が減っていたことが数値で確認できると非常に嬉しかった。

【アプリで活用した項目】
① ダッシュボードの「1日推奨エネルギー摂取量」
理由:基礎代謝量に加えて自身の体成分が考慮されており、単純にそれよりもカロリーを取れば太る、少なく取れば痩せるといった簡単な目安になったから。
② 栄養ガイドの「食事一回の摂取目標」
理由:1食分の炭水化物、タンパク質、脂質の目安が計算され、分かりやすい指標となったから。

▲ 左からダッシュボードの「1日推奨エネルギー摂取量」、栄養ガイドの「食事一回の摂取目標」

➤体脂肪減少量部門第1位の社員の場合
【取り組んだこと】
・体脂肪量を減らすにあたり、運動面では週4-5回程度のランニング、食事面では摂取カロリーの制限を行った。
・食事のカロリー計算を簡単にするため、平日の朝はフルーツグラノーラ、夜は野菜・鶏のササミとメニューを固定化して、取り組みが継続できるよう負担を減らした。

【モチベーション維持の理由】
・定期的にInBodyを測定でき、体脂肪量の減少を確認できる環境だったため楽しく継続できた。
・平日は食事の制限をしていたため、土日のうち1回の食事は好きなものを食べるようにし、ストレスなく取り組むことを意識した。

【アプリで活用した項目】
① 栄養ガイドの「基礎代謝量」
理由: 摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考える目安となり、食事管理において非常に役立ったから。
② 詳細の「InBody結果用紙閲覧」
理由:体脂肪量が思うように減少しない時期であっても、部位別筋肉量や部位別の周囲長など非常に多くの項目の変化が確認できるため、運動を続けるモチベーションの維持に繋がったから。

▲ 左から栄養ガイドの「基礎代謝量」、詳細の「InBody結果用紙閲覧」


まとめ

▲ 最終測定の様子

今回のInBody Challengeが自身の健康を見直すきっかけとなり、運動習慣や食生活を改善できたという声が社内でも多数上がりました。また、景品はもちろん、社員同士で結果や途中経過を共有することでモチベーションを高め合い、楽しみながら参加できたことが3ヶ月間の継続した取り組みに繋がっていました。イベントを通して社員全体の健康意識が高まり、健康状態の改善によって業務の効率化にも繋がる可能性を十分に感じられたイベントとなりました。今後も定期的にInBody Challengeを開催し、会社全体の健康づくりに役立てていきます。