三菱電機ライフサービス
-ウェルネス事業部の取り組み-
✓InBodyを活用する目的
● 健康経営に寄与することを目的に、社員とその家族の健康に対する意識付けをするため
✓InBody430導入の決め手
● 持ち運びが可能で、全国各地でのセミナーにも対応できる点
● 運営していたフィットネスクラブでInBodyの評判が良かった点
✓得られた効果
● InBody測定が、社員たちの健康意識を高めるきっかけになった
● 数値に基づいた説得力のあるアドバイスができるようになった
機種モデル:InBody430
三菱電機ライフサービス株式会社は三菱電機グループ会社で働く従業員とその家族に加え、地域企業や地域社会に向けて、福祉に関するサービスを提供している会社です。”お客様の元気な笑顔が私たちの喜びです。” を社是に掲げ、「住」「食」「憩い」「健康」「介護」のあらゆる面における豊かな暮らしの実現をサポートしています。ウェルネス事業部は、“三菱電機グループ従業員及びその家族の心身の健康増進をサポートし、生活の質(QOL)の向上と企業の健康経営に寄与する” をミッションに掲げ、社内外で研修を積み、国家資格に加え社内認定を受けた専門スタッフによる保健指導、健康セミナー、そしてInBody測定を主とした健康イベントを提供しています。
ウェルネス事業のスタート
同社において、ウェルネス事業サービスの提供は2003年度からスタートしました。同年入社の松本 務さんは、事業立ち上げメンバーの一人としてフィットネスクラブの運営に携わり、フィットネス・プール・スタジオレッスンなど、現場を中心にマルチに活躍されていました。当時は兵庫県伊丹地区を拠点とし、関西エリア中心に運動指導サービスを提供していましたが、2008年度に国の指針による「特定健診・保健指導」の義務化を皮切りに、ウェルネス事業を全国規模に拡大し、それに伴い「ウェルネス事業部」が発足されました。主に運動指導を担当されていた松本さんは、関西・西日本エリアを中心に運動セミナーやイベントを実施・展開され、2012年度から現在に至るまでは本社勤務として拠点を東日本エリアに移し、同サービスを提供する傍ら、新サービスの企画やスタッフの育成にも携わっています。
三菱電機グループでは、会社・労働組合・健康保険組合の協動事業として、MHP21(三菱電機グループヘルスプラン21)活動を
①従業員及びその家族の心身の健康保持増進
②労働生産性の維持・向上
③医療費の抑制・適正化
を意義・目的とし、2002年度より展開しています。ウェルネス事業部ではこれらの趣旨に則って、健康サービスを提供しています。
InBodyの導入で健康増進サービスの幅が広がる
事業部発足当時は、特定保健指導サービスを事業軸としてグループ会社を中心に展開し、「安定したサービスの供給」「事業PR」「顧客との信頼関係構築」に尽力していました。発足1年後には特定保健指導のサービスだけでなく、運動セミナーや栄養セミナーも積極的に展開するようになりました。セミナーの開催頻度も年々増加し、徐々に事業部の認知度が広がっていきました。一方で、事業の幅を広げることを目的としたインパクトのある新サービス導入の必要性も感じ、新しいサービス提供に向けた模索期間でもありました。
新サービスとして、「体組成測定」が候補に挙がった際、松本さんが入社時に運営していたフィットネスクラブでは当時InBody720を導入しており、部位別に筋肉量・体脂肪量を判定できる機能が利用者の間で大変好評であったことから、今回は持ち運び可能なInBody430を東日本・関西エリアにそれぞれ1台ずつ導入し、全国的にサービスを展開することとしました。
「InBody430を2台導入することは大きな投資ではありましたが、事業を拡大するうえでInBody測定器は必須アイテムであり、また本サービスの導入は顧客のニーズに合致しており、その費用対効果を確信していました。」
予想以上にInBody測定のニーズは高まり、2011年度には新規で7台が導入されました。現在では、全国で計12台のInBodyが稼働し、ウェルネス事業部の主軸事業の一つとして大きく成長しています。
健康意識を高める動機づけ
InBody測定会は各社・事業所において年に1~2回、定期的に開催しています。測定会ではInBody測定とその結果に対するカウンセリングを受けることができます。IDに紐づいた履歴がある方の測定結果では、必ず体成分変化や体型チェックの項目における前回との差を確認し、個々の生活習慣に基づく説明・アドバイスをし、また次回も参加していただけるようなコメントも必ず伝えています。
「次はInBody測定会をいつ開催するのかと聞かれたり、測定結果のビフォー・アフターを嬉しそうに話されたりする参加者が多数いらっしゃいます。中には前回カウンセリング時のアドバイスどおり運動をした結果、体重が減りました! などのコメントを直接いただくこともあり、指導者として嬉しさを実感するとともに、やりがいも感じています。」
事業部では厳重な個人情報の管理のもと、参加者の測定データを事業所ごとに保持しており、測定結果の履歴を追うことができるため、事業所ごとのデータに対する分析も行っています。個別で見ると、多い方では20件以上の履歴が残っている方もいます。体型チェックの評価が半年間で肥満から適正に変化している方もおり、InBody測定が健康に対する意識を高める動機づけの1つとして捉えられていることが分かります。
「数値・グラフなどの客観的なデータがあると、測定者本人は勿論、指導者にとっても説得力があります。InBodyの測定時間・結果項目・データの信憑性に対してとても満足しています。」
今後の健康増進サポートについて
2018年度は東日本エリアだけでも、延べ5000~6000人以上の方を対象にInBody測定を実施しました。ここ最近の1~2年はホームページを介してグループ外からのイベント企画に関するお問い合わせも増えてきており、ますます需要が高まってきています。
「現在、ウェルネス事業部には管理栄養士・健康運動指導士・臨床心理士など、健康増進におけるあらゆる分野の専門家が在籍しています。それぞれの強みを発揮し、更なる連携強化に努め、「食」「動」「心」の健康増進トータルサポートに努めて参ります。三菱電機グループ全体が一丸となって、健康経営に向けた取り組みをますます加速する、その牽引役として、ウェルネス事業部の存在意義を確立したいと考えています。」